雨が降る。
濡れるのは、嫌か?
雨は悪者か?
東京に住んでいた時は、
コンクリートに染み込んでいく雨を見ても、なんとも思わなかった。
畑をやって、森に住んでいると、すべての天気がありがたく、
自然の怖さや危険さに、敏感になった。
今は、天気が悪いという言い方が、しっくりこない。
雨は、恵みだ。
だから、こんなに緑がある。作物が育つ。
雨のあとの森は、生き生きしていて、美しい。
子供にとっても、雨が降ると、そこは最高の遊び場だ。
自然とともに、生きている。
地球に住んでいるひとは、みなそうだ。
その感覚は、忘れてはいけない。
農にたずさわる者として、生きるためのパンを、届けたい。
そんな想いで、小麦を育て、パンを焼いています。