ようやく、この日を迎えることができました。
今日は、GREEN SUNLIGHT BAKERYのオープンの日。
これから皆様にパンをお届けできると思うと、
とてもわくわくするとともに、改めて身が引き締まる思いです。
僕がパン屋になったきっかけは、その生活スタイルに惹かれたから。
日の出とともに朝早くに起きて、パンと向き合って、
焼きあがったパンは、大げさに言えば、食べて生きる力となっていく。
パンと毎日向き合っていたら、
原材料の小麦とも真っ向から向き合いたくなりました。
より自然に近い「農業」にも興味を持つようになり、
パンの本場であり、有機農業が盛んなヨーロッパを訪れました。
いろいろなスタイルのパン屋や、たくさんの素敵な農家に出会い、
ヨーロッパでは、かけがえのない経験を積ませてもらいました。
改めてパンと向き合って、はっきりとわかったのは、
種をまいて、自分で育てた小麦でパンを作りたいということ。
そこから、手探りで模索しながら農業を始め、
今年でスペルト小麦栽培は4年目。
栽培して収穫してからも、脱穀や乾燥、籾摺り、粉挽きなど、
たくさんの段階を経て、ようやく小麦粉ができます。
そして、やっとパンを作ることができる!
いろいろなことを教えてもらったり、たくさんの方に支えられて、
GREEN SUNLIGHT BAKERYのかたちができました。
これからは、少しずつでも恩返しをしながら、
多くの方に喜んでもらえるようなパンを焼いていきたいと思っています。
今まで出会ったすべての方に感謝をして、
皆様のお役に立てるようなパン屋になれるよう頑張ります!