息子が、2歳の時のマイブームは、ミミズ探しとつかみ取り。
3歳になって幼稚園に入ると、自分のかごの目印を、
ハサミムシの絵にした。
4歳の今、自分で目覚まし時計で起きるために、
選んだ音は、コオロギの鳴き声。
彼は、生まれてから、ずっと森に住んでいる。
虫と共に、生きている。
彼には彼の、自然との関わり方がある。
この季節、虫は姿を隠しているけれども、
子供たちは二人とも、外に出るのが一番好きだ。
今日の息子は、杭打ち職人。
娘は最近、昔の息子と同じように、小鳥たちをじっと見つめている。
自分の世界と、外の世界をつなげている。
一人で歩き始めた彼女には、世界がどんな風に写っているのかな。
小さい背中が、大きく見える。